Toki (冬瀬朱鷺)- 1 + 1 = 1 (片面FLEXI)

Toki (冬瀬朱鷺)- 1 + 1 = 1 (片面FLEXI)

通常価格
¥2,000
通常価格
セール価格
¥2,000
単価
あたり 
公開状況
売り切れ
税込

※先にオンラインで「toru yamanaka / Dumb Type - Suspense and Romance 1987」をご予約/ご購入頂いた方は、300円割引とさせて頂きます。購入時にその旨をご申告ください。

「睡眠の計画」「庭園の黄昏」のクラウドファンディング制作期間中に行った一連のメモラビア展示にて、レコードマニアの間でも話題になった“幻のFLEXI”のデッドストックが、ついに出土しました!マジでむっちゃレア!というか誰も知らなかったであろうブツなので本当に見逃さないようよろしくお願いします!

このソノシートは、1980年代中期にViola ReneaやSalon Kittyといった名作を世に送り出し、短命ながらも関西NEW WAVEシーンに深い爪痕を残したレーベル〈Fantin Latour Records〉が、後にプロダクション会社〈STUDIO WARP〉として再始動する際、プロモーション用に制作・配布したものです。制作を手がけたのは、当時〈ORG(オルグ)〉というユニットで活動していた、山中透、古橋悌二、そして本作の作曲者であるToki(冬瀬朱鷺)の3人。彼らは後に〈R-STILL〉を結成することになります。

録音は1984〜85年頃、山中透が自らの拠点として開いたスタジオ〈Plate #90〉(命名は古橋悌二)にて行われました。内容は、ピアノによるミニマルなフレージングのループに、クリスタルのように澄んだシンセサイザーの音色、そしてTokiの瑞々しいヴォイスが重なる、珠玉のシンセ・アンビエント・ナンバー。この一曲には、後のR-STILLへと発展していく萌芽が確かに刻まれており、彼らの音楽的進化を紐解く上でも欠かせない“ミッシング・ピース”といえるでしょう。

そもそも、R-STILLの音源そのものも、当時は公式リリースに至らず埋もれていた存在でしたが、前述の展示に合わせて当レーベルで制作した山中透のデモ音源集、そしてR-STILL名義の7インチによって、ようやくその一端が明かされることとなりました。とはいえ、一般的にはまだ「なにそれ?」となるのも無理はないかもしれません。

主要な音楽メディア、雑誌は決して取り上げられない事実がここにあります。あの〈ダムタイプ〉の音楽が、関西NEW WAVEの地下シーンから出現した、そのルーツを示す、そして試行錯誤の末に舞台音楽という表現へと結びついていくことで音楽家としての独自性を築いていく山中透の軌跡をたどる貴重な資料であることは間違いありません。

この時期の音源は、当レーベルで制作したこちらのCDにありますので、まだの方は是非どうぞ。

https://pianola-records.com/products/toru-yamanaka-collection-of-early-works-1982-86-demo-recordings-r-still-cd?_pos=9&_sid=3c6c73040&_ss=r

Japanese
Japanese