日没後の観光地を描き出す、東京の電子音楽家、揚の第二音源集『After Dark Tour』。
先鋭的に磨き上げられたポストインダストリアルサウンドは、ダンスフロアに並ぶ足をもつれさせ、そのダンス・ステップを途切れさせる。ダブ由来の重いベースは無軌道にスイングし、音楽ジャンルに囲い込めない異様なサウンドテクスチャーが蛇のように這いずり回る。
カセットテープは、カセット本体を本に見立てた腰帯仕様。観光パンフレットを模したミニブックレットに合わせて、リミックス音源、未発表音源を収録した特典音源集『B』のDLコードが付属。