J-スペクタクルの逆噴射的、レイブ・サウンドトラック
『TashoIshi 2』は、日本の多様なテクノアニミズム/現代スペクタクルを音楽的に翻訳した作品である。
パラパラ、アニメ声優、リアリティ番組、エピック、広告、それらはレイヴ形式にアウトプットされる。
各トラックは独立しつつも時系列で展開する大きな物語の一部を構成する。
全トラックは日本特有の音像で彩られつつも、前衛や抽象の領域に陥ることなく、全体としてポップな感覚を保つ。
本作はスペクタクルをレイヴ・トランスレートする試みにより生み出された一連の楽曲集であり、Tasho Ishiが描く幻想的な都市とその観察を辿る。
都市を遊歩し、スペクタクルと遊撃し、やがて都市から脱出する流れを描いたサウンドトラックでもある。
最初と最後のトラックはスペクタクル・レイブへのチューンイン/チューンアウトの機能も兼ねている。
マスタリングはAphex TwinやVegynを手がけるイギリスの名マスタリングエンジニアのBeau Thomasが手がけ、レコードプロダクトはドイツのR.A.N.D.Musikで300枚限定で生産された。
カバー写真はThrasher Magazineなどのスケート写真やLoeweの撮影などで知られるShangusu、タイポグラフィー、レイアウトはKaniと石黒景太が手がけた。