一聴すると耳心地のよいギターの弾き語りアルバムと思いきや、シンプルで音数も少ないながら、正調と無調を自在に行き来するようなカラクリ的不思議なアレンジと独特のタイム感でぐっと引き込まれます！伝統的な日本インディフォークのサイケデリアと、急進的なアプローチが素晴らしい！おすすめです〜
2015年夏、エレキギターで弾き語りを始める。2019年に1stソロアルバム「壺」を発表。
2023年に堀嵜菜那と山脈1stアルバム「ただの動き」を発表。また、金子由里奈監督作「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」、2024年清原惟監督作「すべての夜を思いだす」の劇伴を担当したジョンのサンにも参加。極力同時に最大3か所しか押さえない自分コードでなんとかやってる。
どの既存の形式にもおさまらない鋭く批判的な奏法と、それに背反するさらっとして可笑しいメロディーが各地でインパクトを残している堀嵜菜那の2作目のソロアルバム！
2019年発表の『壺』で、どの既存の形式にもおさまらない鋭く批判的な奏法と、それに背反するさらっとして可笑しいメロディーが各地でインパクトを残しているシンガーソングライター、堀嵜菜那による、2作目のソロアルバム。 密室で一つ一つの音を研ぎ澄ませて作られた結晶が前作なら、『スコッピ』は、作曲から録音まで、わだかまりなく自由な意思で発されたアイデアやためらいや判断がそのまま作品に散りばめられ、一貫した愉しさを帯びており、そのぶん、歌を異様に成り立たせる堀嵜持ち前の頑固っぷりもさらに発揮されている。
録音はツバメスタジオの君島結とギタリストでもあるStudio#333の山内弘太が担当。ゲストにジョンのサンからしわしわ、立石草太、madoが参加。
堀嵜菜那と山脈のメンバーである
杉山明弘(DOIMOI,ログメンetc.)、亀山佳津雄(teasi etc.)と共に制作し2021年に発表された「崩落」も収録。