80年代より第五列やDD. Recordsといった伝説的地下レーベルから登場し、その後のキャリアはまさに孤高と呼ぶにふさわしい不世出のシンガーソングライター倉地久美夫。2024年12月にリリースされた最新作にして、これまたとんでもない傑作です。
ほぼ全ての楽器を1人で演奏した多重録音作品で、彼のマルチぶりが発揮されています。また録音はJim O'rourke、マスタリングは宇波拓で、非常に生々しく迫ってくる凄まじいサウンドに仕上がっています。 ジャケットが物語るように祭り的な祝祭感と風土のフォークロアを飲み込んだ、力強くも繊細な先の読めないプログレッシブ・フォーク。傑作すぎる！