奄美大島出身で生まれ幼少時に失明、唄者だった祖父からの手引きを受け唄三線をはじめる。行商人から自作の立琴の作り方を教わり、僅か17歳より行商をしながら路上で唄う流浪の生活を開始。その後、沖縄へと流れ着き、照屋林助、竹中労に見出され1975年開催の琉球フェスティバルに出演。本LP作品はその竹中労企画によるもので、唸るように振り絞って歌われる強烈な唄声、不思議なエキゾチシズムを帯びた立琴の響き、特異な歴史の中で生み出された奄美独自のグルーヴを堪能できる歴史的名盤。
LP盤としては初となる再発です。一生ものです。