当レーベルconatalaからのカセット・アルバムのリリース、ライヴやDJ活動に留まらず、ビデオ・インスタレーションの個展やVJまで精力的に活動を展開するマルチメディア・アーティストbananaが、高円寺hoipoi、大阪DELIで行われた展示のためにこしらえた、夏のサウンドトラック+アートブックのセット。 「沖縄を舞台にした架空の映画のサウンドトラック」ということで、まだconatalaからカセットをリリースする間に、バナナさんから聴かせてもらっていた音源を中心に収録された本作。まさに上野耕路「オキナワンチルダイ」や細野晴臣「パラダイスビュー」など、いわゆるモナド観光シリーズのムードを宅録でやってみたような趣きで、クリスタルな80年代サウンド、幻想的でどこか不思議な郷愁を誘うシンセサイザーのフレーズ、ズタズタの音質...バナナさんのメロディ・センスにすっかり驚愕したのでした。 当時、お店で仲間たちと聴きながら「どうせなら映画も撮っちゃおう〜」なんて話で盛り上がったものの、その頃のconatalaにはまだそれを実行する力がなく、残念ながら頓挫。それから時を経て、今回こうしてこれらの楽曲がフィジカル作品として世に出たことを、とても嬉しく思います。 当然ながら少数プレス。どうぞお早めに!