日本でのトイ・ポップのプチ流行で広く知られることとなったフランスの当時はChristophe PetchanatzとFrançoise LefebvreのデュオだったKlimpereiが1990年にリリースしたカセットテープ作品の復刻盤。 ピアノやピアニカやアコースティックギターと少しのシンセサイザー、パーカッションで鳴らされるのは、いわゆるトイ・ポップの可愛らしさではなく、初期のKlimpereiが引きずっていた物憂げでささくれた世界。 なんともいえない切なさを帯びた美しいメロディの小曲が立て続けに…一生モノの大傑作です。 本作を皮切りに名作を連発していくことになります。