Lo-shi - Moro-Q (TAPE)

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日本を拠点とするフランス人アーティスト、GotalとRaloufによって結成されたLo-shiは、2012〜2019年まで活動し、東京のアンダーグラウンド音楽文化の深奥からの静かな声で内省的な視点を持ち、異星の観察者として存在していた。

エレクトロニックビートとサウンドスケープの雰囲気あるギターテクスチャーを組み合わせたこのデュオサウンドは、クラウトロックやBrian Enoの作品の要素を彷彿とさせるものであり、1980年代のポストパンクバンドのより抽象的な要素、例えばDurutti Columnや、先駆的なエレクトロニックアーティストのThe KLF、Orbitalの影響を感じさせる。

彼らの音楽とライブパフォーマンスは、David Lynch的な暗闇と不条理なユーモアの組み合わせをもたらし、東京の不気味な美しさ、閉所恐怖症、奇妙な自由をとらえていた。それはまるで、深夜に都会や郊外を酔いながら歩いて帰る際のサウンドトラックのようであった。

自主制作のデビューアルバム『Flasque』に続いて、Lo-shiは東京のインディーズレーベルCall And Response Recordsからアルバム『貘 (Baku)』と『Ninjin』をリリースした。『Moro-Q』は当初、2017年に20枚のCD-Rという非常に限定された枚数でファンのみにリリースされたが、Call And Responseはついにこのカセットの再発盤を堂々リリース。これにてバンドとレーベルのコラボレーション三部作が完成することになる。

Japanese
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