
1980年に録音された『Les églantines sont peut-être formidables』の幻のデモ音源がレコード化!
ブリジット・フォンテーヌとアレスキ・ベルカセムは、1970年代にフレンチポップの常識を覆すような、実験的かつミニマルな音楽を発表し続けました。ギター、ボーカル、パーカッション、そしてアカペラなどで構成されたそのサウンドは、当時のアンダーグラウンド・シーンで高く評価されていました。
今回見つかったデモ『Baraka』は、1980年のアルバムの原型ともいえる自宅録音作品で、2人の濃密な実験精神が実を結んだミニマルなフォークとなっており、『Les églantines sont peut-être formidables』とは全く違うものになっています。
というのも、後の正式リリースでは外部プロデューサーが加わり、アレンジが過剰になったことでミニマルな原点からかけ離れた内容となり、二人はその作品を拒み続けてきたそうです。
40年以上の時を経て、ようやく本来の姿が明らかに。実験精神と親密さに満ちた、まさにこの時期の2人がまとった神がかり的な瞬間が閉じ込められています!ファンは絶対に聴き逃せませんよ!