緩和ケア病棟で父を看取る2ヶ月間毎日欠かさず行ったソロギターライブをフィールドレコーディング。雪に包まれた病院の10階から眺める冬の光景。沈黙の中に響く微かなノイズ。そして消えゆく生命を前に奏でられた音の連なり。それらは全て厳粛で透明な「祈り」の音像として封じ込められている。現実と非現実のしじまを彷徨い漂う魂を鎮める静謐で厳かな祈り。ギターの透明な響きは美しい終わりの光景へと溶けていきます。アートワークには画家であった父・武元伸次の作品” Raindrop - 雨滴(1976) “を使用。マスタリングは国内アンビエントシーンの巨匠畠山地平(Chihei Hatakeyama)が担当。普遍的な「生と死」の問いかけへと昇華された渾身のソロギタードキュメンタリー作品。SONOCA製ダウンロードコード付属。