英国の鬼才プロデューサーJoe Meekの未発表曲や未発表テイクを含む新たに発見された2000ものオープンリールをCherry Red Recordsが買取り、アーカイヴしていくシリーズ「Joe Meek’s Chest Tapes」。彼が手がけた60年代英国ポップスの秘宝を次々とリリースしていましたが遂に真打登場です。その後の録音技術発展にも大きく影響を与えた、ミークの革新的なスタジオ・ワークのアイデアを具現化した最も実験的な作品「I Hear A New World」のデモ＆セッション音源集です！
スタジオ・ミュージシャンThe Blue Menと共に1960年に制作された本作。ミーク自体は音楽の訓練は受けておらず譜面も書けないのでトンデモな鼻歌で演奏を無茶振りしたのだとか。英国空軍の通信技師として働いていた際に、通信中に捉えた正体不明の電子信号からヒントを得て、ホット・ロッド〜サーフ〜ホンキートンクをベースに過激なエコーとフィードバック効果をくわえた宇宙ムードなサウンドは、時を超え今でも宇宙喚起であり続ける魔法のような音楽。
その制作過程の様子が記録された激ヤバ案件なのですコレは！
収録された7曲はほぼオリジナル作品に収録された形に近づいてはいますが、メロディやアレンジがまだ手探りの部分があったり、途中で演奏を止めてエフェクトだと確認する場面などファン悶絶の記録となっています！ヤバすぎる！！
Track Listing:
SIDE ONE
1 Orbit Around The Moon (Take 1)
2 Entry Of The Globbots (Take 2)
3 Love Dance Of The Saroos (Take 1)
SIDE TWO
1 Glob Waterfall (Early Version)
2 Magnetic Field (Rehearsal)
3 Valley Of The Saroos (Extended Take)
4 Dribcots Space Boat (Take 4 + Ending Experiment)
(ALL TRACKS PREVIOUSLY UNRELEASED)