以下、ぽえむさんコメントより
今回のvol.2、言っちゃあなんですが、音楽性が高いです。
2MUCH CREW、妙に長い活動歴中ちょぼちょぼ音源をリリースしておりますが、今のとここれが一番音楽性が高いかもしれない。
日ごろのわれわれをご存じの方ならば、2MUCHの面々がスキルの向上を目指し日々トレーニングに励んでいる、なんてわけないのはご存知かと思います。
また、わたくし個人は、音楽性の高さは局面によってはマイナスであるという特殊レフトフィールド思想を持っております。
ですので、今回の作品についてはぶっちゃけビビってます。
さらには今回、完全なフリー・インプロ、行き先知れずの青春暴走列車です。
終着駅は神のみぞ知る、スポンティニアスでアボブ・ザ・ロウなメイデン・ボヤージュです。
これは一体どういうことなのか。
『gatagotobeatsoundsystem vol.2』をレコ屋の棚的に分類してみます。
アンビエントです。
どうだビックリしただろう。
まあポップにもロックにもダンスにも振り切れない、ぼやーんとした音楽を投げ込む箱としてのアンビエント、ってなとこですが、他ではついぞ聴いたことのない仕上がりであることは確かです。
つまり、、
よくわからないものが出来た。
であるのに完成度はめちゃ高い。
なのでみんなに聴いてほしい。
ということです。
もともと2MUCH CREWには、ジャンルだとか0と1に振り分けられる批評軸に対するアゲインストな姿勢があります。
そしてそれが音楽自体にも滲み出た結果として、ここにグレーゾーンのおばけみたいな、虎バターみたいな、沸騰したぬるま湯みたいな、ズブズブの曖・昧・Me空間が現出したのではあるまいか。
ガレージ・アンビエント
パブ・エクスペリメンタル
下町のポポル・ブー
おかしな形の音楽
とかなんとか。
もうこれ以上説明できない。
まずは聴いてみてください。
夜露死苦。
ぽえむ(2MUCH CREW)