長年、変わらない箱庭の愛らしくも悲しいアヴァン・ポップを奏で続けているフランスの音楽家KlimpereiことChristophe Petchanatzが2006年にリリースした9曲入り8cmアルバム。ウクレレやアコギ、メロディカ、小さなパーカッションの宅録スケールの多重録音をいつものキッチュで切ないメロディで聴かせるKlimprei節は変わりませんが、本作は自身によるボーカル・ナンバーが多く、レーベルのコメントにはワイルとシド・バレットの間という形容をしているのもわかるサイケデリック・ポップに仕上がっています。これも本当に最高。秋を迎える時期に聴きたいですね。オススメ!