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東京の建物、ファッション、イルミネーション、広告。
それらによる不可抗力の刺激とストレスが無意識下に表出された「サイエンスファ
ンタジーシンフォニア楽章」
Tasho Ishi のアルバム『Dentsu 2060』は、クラブミュージック、サウンドトラッ クの機能や手法を踏襲しながらも、クラブの外にある都市風景を描いた怪作である。 既存の文脈には収まりきらない作風ゆえに、耳になじまない違和感が残るが、それ はすべてが最適化された世の中に対する違和感の表明でもある。
アルバムは Warp からのリリースでも知られる電子音楽家 Lorenzo Senni 率いる ミラノを拠点とするレーベル、Presto!? Records からリリースされた。
Tasho Ishi は、現在、多国籍企業のブランドやファッションのサウンドデザイナー・ イメージコンサルタント・広告批評家と様々な顔を持ちます。
2016 年に「BRF-KU」EP で BRF としてデビューし、TASHO ISHI 名義でランウェ イ・ミュージック・キュレーターとして活躍しています。
〈Presto!?〉と〈Warp Records〉がサポートする 2 部構成イベント『Positive Feedback』では Donato Dozzy、Lorenzo Senni らと共に出演するなど、ライブ 活動も活発な演奏が主軸なミュージシャンでもあります。
広告が主役の街で、スタイルはどこまで響くのか。
Dentsu2060 は、漂う虚栄心に満ちた都市の姿を忠実に再現した、緻密な作品です。 フィールドレコーディングとメロディックなライトポイントをシームレスに織り交 ぜることで、2021 年に開催される東京オリンピックの式典や、トレンディドラマ のライトアップされたサウンドトラックへの思いがけない反映を作曲しています。 彼の 9 つの作品は、都市の声を伝え、人工的な光の下で露出した新しい壮大な世界 観を提供します。