伝説的なアメリカ西海岸の実験音楽コレクティブL.A.F.M.S.創設メンバーのひとりで、70年代後半より音楽家、アートディレクター、グラフィックデザイナーとして活動するTom Recchionによる幻の80年代音源が遂にフルアルバムとして初登場。山塚アイとのYellowhouseというノイズユニットを組んでいたHitomi Arimotoが主宰したレーベルBeast 666 Tapesのコンピレーションテープ「Journey Into Pain」に提供した作品ですが、コンピの意に沿わなかったのか大幅にカットされた状態で収録されてしまったそうです。その後CD化もされた「Chaotica」と同時期のもので、レコードから切り取った既存音楽の断片のコラージュやテープループに、エフェクトやキーボードで味付けされたTom Recchion印のマルチパターン・ループ、陶酔的な瘴気に脳内が侵されていく最高の一枚！
裏ジャケにDavid Toopによるライナーノーツが載っているんですが、古いアメリカ音楽が好きな人にはお馴染みWestminsterを模したつくりに。お洒落！